今は無職ですが就業していた数年前から、老後資金の不安からiDeCoを始めていました。
税制面が優遇される制度ですが、無職になってもメリットはあるのでしょうか？
○ iDeCoは、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金は65歳*になるまで拠出可能であり、60歳以降※に老齢給付金を受け取ることができます。
- *一定の条件があります。
- ※60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。
iDeCoの老齢給付金を受給した場合は掛金を拠出することができなくなります。○ 基本的に20歳以上65歳未満の全ての方（※）が加入でき、多くの国民の皆様に、より豊かな老後の生活を送っていただくための資産形成方法のひとつとして位置づけられています。
引用：iDeCo公式サイトhttps://www.ideco-koushiki.jp/guide/
iDeCo メリットとデメリット
まず、一般的にいわれるイデコのメリットとデメリットを調べてみました。
iDeCoのメリット
〇積み立てるお金に、税金がかからない。（掛け金が全額所得控除対象）
所得税、住民税の負担が抑えられる。
〇投資して得た利益に税金がかからない。（運用益も非課税）
通常、投資で得る利益には２０％の税金がかかるがiDeCoの利益に税金はかからない。
〇受け取り時も税金の負担が軽くなる。
お金をまとめて受け取る場合は「退職所得控除」、分割で受け取る場合は
「公的年金等控除」が適用される。
〇差し押さえ禁止財産となる。
自己破産しても税金の滞納処分以外では差し押さえができない財産と規定されている。
〇転職した場合も移管の手続きをすることで持ち運び可能。（ポータビリティ制度）
〇原則、６０歳になるまで引き出せないため老後の資産形成ができる。
iDeCoのデメリット
〇iDeCoは一度加入すると、原則60歳まで運用しているお金は引き出せない。
（長期間資金拘束される。）
〇投資商品によっては元本割れのリスクがある。
〇手数料が発生する。
課税所得のない方は、掛金の所得控除が受けられません。
じゃ、私は昨年は無収入だったから、そもそもメリットはないの？
無職の場合でもメリットはある？
〇原則、６０歳になるまで引き出せないが、無職でも積立は続けられ
運用は継続されるため非課税で運用できる。
〇原則、６０歳になるまで引き出せないため老後の資産形成ができる。
無職の場合のデメリット
〇無収入で納税が必要ない人は、掛金が全額所得控除になるiDeCoのメリット
受けることができない。
〇手数料は発生し続ける。
う～ン。どうすればよいのか？
無職になった場合の変更方法
所得控除の恩恵は受けられなくても、試算運用の通常の運用利益（約２０％課税）が
非課税となるメリットは変わらないため資金の余裕のある人は、それに応じた掛金を
運用し続けるのがお勧めとのこと。
しかし収入が途絶えて、積み立てが難しくなった場合は
「掛金の減額」「積立の中断」ができるようです。
掛金の減額
希望すれば掛金の減額可能。最低５０００円／月は拠出する必要あり。
※掛金の上限額は加入資格により変わる。
※掛金の変更は1年（1月〜12月の引き落とし分）に1回まで。
※iDeCoのある金融機関へ掛金変更の手続きが必要。
積み立ての中断
希望すれば掛金を中断することは可能。新たな掛金の拠出はせずに、これまで積み立てた資金の運用のみ行う「運用指図者」に変わる。
※積み立ては中断しても運用は継続されるため口座管理手数料がかかり続ける。
※iDeCoのある金融機関へ積み立て中断の手続きが必要。
少しでも老後資金の足しになるように、とりあえず
最低の５千円に減額し継続することにしました。
iDeCo ５千円／月 １０年間積み立てた場合（シュミレーション）
iDeCoは老後の資産形成の一つになることは、理解できましたが
月々５千円積み立てて、１０年後に引き出すとするればいくらぐらいになるのでしょうか。
掛金５千円／月 １０年間 年利4％と仮定 複利計算 手数料は考慮せず
年利4％はあくまでも仮定。自分は元本割れリスクのある投資信託に加入しているため
この金額より減るリスクは充分にあります。
引き出せる時期になり、もし減っていたら最悪だ～
※無職でも個人の状況により異なるため
私は、掛金の減額を選びましたが個々ベストな方法を確認された方が良いかと思います。
風の吹くまま気の向くままに今日おもうこと
またまた、自分の無計画さが露呈。
というより退職しても再就職していたなら
税制面で優遇される良い制度に加入していたというわけですが。
以前に、ぼーと見ていたテレビ番組で「今でしょう」の林先生が
iDeCoに加入していると話されていたような？
想像でしかありませんが、先生はとっくに老後資金は貯まっているだろうし
テレビ出演など多忙に働いておられるのだから所得も多くて当然。
節税対策の方がメリットが大きいのではないかと他人事ながら考えてしまう。
私は、なんでiDeCoを始めただろう？
「そうだ、老後資金を貯めるためだった。」
